宮城県でも船舶修繕を行っている企業がいくつもあります。
そのような会社は必要な設備を用意して船舶修繕を受け入れているケースがほとんどです。
そこで今回は、宮城県の大手船舶修繕会社を例に、どのような設備があるのかを解説していきましょう。
宮城県の船舶修繕会社で主に用意しているのは乾ドックと引揚船台
宮城県にある船舶修繕会社には乾ドックと、引揚船台が整備されています。
乾ドックとはドライドックともいわれるもので、いわゆるドックのことです。
船舶修繕ができるように船体を中に入れて徐々に水を抜くことができる機能がついています。
これによって、水中に入らなくともドックの中で船の底を修理したり、スクリューを外したりといった整備が可能となります。
ドック内へ船舶修繕したい船を入れて入り口を閉め、水量を調節しながら排水していきます。
そして、排水しきったら水が入らないようにして船舶修繕をするもので、宮城県内には石巻市を中心に多くのドッグが設置されているのです。
引揚船台とは、船台と言われる設備のことで、船を引き揚げて修理する設備です。
小型の船舶を修繕する場合に使用する設備で、直接陸に船を引き揚げることで直接修繕することができます。
宮城県の船舶修繕はどのような船を修繕しているの?
宮城県の船舶修繕は、今回紹介した乾ドッグや船台を持っている船舶修繕会社が担当しています。
ただ、乾ドッグの規模はそこまで大きくないため、タンカーなどの巨大船舶は対応できません。
それでも、漁船や実習船、貨物船、さらにカーフェリーといった船舶の船舶修繕が可能になっています。
それらの船舶は全国的に見ても非常に多くの数があり、様々な船舶が存在しています。
これらの船舶を修繕に対応することで、日本の船舶を安全に運用できるようにしているのが特徴です。
今回は、大手の船舶修繕会社を紹介しましたが、船台だけの会社もあります。
そういったい会社も様々な船を修繕し、造船業を支えているのです。