物流といえば、運送会社の別の言い方というイメージがあります。
しかし、本来ものを運ぶことだけが物流というわけではありません。
そもそも物流ってなに?
物流とは、メーカーが消費者へ商品を届ける過程すべてを言います。
例えば、お菓子をメーカーが作ったら、それを倉庫で保管し、箱をまとめて包装して小売店に届けたり、通販で消費者の家まで運んでいくことを指します。
つまり、ものを運ぶだけでなく、運ぶ際に必要な保管や梱包といったものも物流に含まれるのです。
神奈川県の中央部に位置し、交通の便が良いことから、厚木市には物流関連の企業も多く進出し、拠点を構えている企業も少なくありません。
物流とロジスティクスとの違いは?
よく運送会社の会社名でロジスティクスという言葉を使っている企業を目にします。
このロジスティクスと物流は何が違うのかといえば、物流を管理している仕組みがロジスティクスという意味になります。
必要な商品を、必要な時に、必要な場所に、必要な数量だけ、供給するシステムを指すこの言葉は、システムで管理された物流を実現しているという表れでもあるのです。
厚木市内を走っている○○ロジスティクスと書かれた運送会社は、運送業だけでなく、システムによって効率よく商品を運んでいるよということをアピールしているといえるでしょう。
単に○○運送というより、横文字でおしゃれという理由ではありません。
実際、こういった社名で活動している企業は、モノを運ぶだけでなく商品の調達、生産、保管といった管理もしているのです。
もし、市内で○○ロジスティクスを見つけたら、大きな倉庫や物流拠点で商品を管理していたり、ハイテクなシステムで効率よく商品を届けたり、保管していたりしているのだなとイメージできるでしょう。
ちなみに○○ロジスティクスと書かれた物流会社は、物流業界でも比較的規模が大きいケースがほとんどです。