熊本でも多い!橋梁工事とはどのような工事なのか?

熊本は球磨川をはじめ菊池川、白川、緑川など多くの河川があります。
これらの河川には多くの橋が架かっていますが、この工事をするのが橋梁工事です。
河川の多い熊本では橋梁工事が数多く行われています。

熊本の河川に渡す!そもそも橋梁工事とは?

橋梁工事は、道路や鉄道などを渡るために架けられる構造物を建設する仕事です。
つまり、橋を建設することが仕事になります。
もちろん、橋だけでなく川や渓谷にガス管や水道管を渡すような工事も含まれます。
さらに建設後の維持やメンテナンスも橋梁工事に含まれ、施工されているのです。
また、橋にも様々なものがあり、熊本県内だけでも桁橋、吊り橋、アーチ橋、ラーメン橋(橋の桁と足が一体化し、門のような形)が見られます。
このように多様な橋を建て、その維持を手掛けるのが橋梁工事といえるでしょう。

熊本で橋梁工事が完了するまでの手順

橋梁工事には下部工と上部工があります。
まず、下部工は橋の土台部分を作る工事が行われます。
最初に橋が倒れないように熊本の河川に杭を打ち込みますが、これを基礎杭工(きそくいこう)といい、文字通り橋梁工事の基礎です。
次に杭を囲むように仮設構造物(矢板)を設置し、掘削した土が崩れないように土留め工を行います。
3ステップ目は、掘削しながら、矢板の支えを設置する掘削、支保工(しほこう)で基礎をしっかり固めます。
下部工の最後は、橋脚構築工と埋め戻しです。
埋め戻し杭の上に鉄筋とフーチング(土台)の型枠を組み、コンクリートを流し込んで橋脚が完成、下部工が完了します。

上部工はパイプが通ったり、人や車が通る部分を作る工事です。
最初に橋桁架設工といって橋げたを設置します。
これで外見上は橋ができたように見えます。
次に床版工・橋梁付属物工です。
これは、床板部分を作ったり、手すりや側壁を作っていく工事になります。
最後に舗装工・設備工といってアスファルト舗装や標識設置、照明の設置を行って橋梁工事が完了です。