カップラーメンも製品加工
製品加工の種類は、かなりの数に及びます。代表的な例はカップラーメンでしょう。基本的な作り方は、店で食べるラーメンと同じ。しかし、熱々のラーメンをそのまま店に出すのは不可能。家まで持って帰るのは難しく、帰宅途中でスープが溢れる恐れもあります。そこで麺を揚げて乾燥させ、スープを乾燥させて粉状にしているのです。麺を揚げてスープを粉にするのが、製品加工です。
製品加工は、カップラーメンだけではありません。他にもまだまだたくさんあります。
自動車部品の加工
最初に紹介するのは、自動車部品の加工です。自動車に使われるパーツは、およそ1万個以上と言われています。もし、鉄の塊を何の加工もせずに車を組み立てると、乗車もできなくなるでしょう。
ロール状で運ばれた鉄板から、専用のプレス機でボンネットやドアの部品を作ります。各部品を溶接し形にしたら、綺麗に洗って塗装。部品を溶接する作業は、ロボットが担当。しかしロボットだけで出来る範囲は限られますので、人間の手で仕上げていきます。車は、部品を加工して溶接して終わりではありません。塗装・組み立て・検査を経て、各自動車店へと運ばれるのです。
精密機器の製造
精密機器の製造も、製品加工の一種でしょう。生活に欠かせないスマホには、ありとあらゆる精密部品が凝縮されています。
コンデンサ・抵抗器・コイル・ダイオード・トランジスタ等。大雑把に取り上げていますが、スマホ部品の加工は超緻密。ほんの少しのズレも許されないため、製品加工には顕微鏡を使うほどです。